「ごめん~っ!!」 カランカランと下駄の音が響いてくる 「いいよ。友達と話してたから」 「………浴衣?」 「……まぁ、そういや最近着てなかったなと思って」 「似合ってる…」 少し微笑みを浮かべた悠紀が可愛くて伸ばしかけた手を引っ込めた 「…ありがと。悠紀さんも似合ってるよ?」 「嬉しい…ありがと……」 朱に染まった目は余りに魅力的で 「………好き」 どんっ!! 打ち上がった花火が辺りを照らす 殆どの人が上を向いていて 時間が止まったようだった