驚いて身構える静奈。そんな静奈にフッと高柳は微笑んだ。 「ナビ宜しく」 「ー…ハイ」 からかわれたと分かっていたが、高柳なら本当にやりかねない。 キス魔め。 猫のように警戒する静奈を横目に車は静かに走り出したのだった。