「とりあえず私の妹って事は頭の隅にでも置いといて、次。そうなると千鶴はどうなんだって話になるから言うと、血は繋がってないわ」



そして二つ目の爆弾が投下された。



既に追いついてない。

千鶴とは血が繋がってなかった……?



え、何、なんでレイ……優雨さんとは血が繋がってて千鶴と繋がってないの?

え、へ、は?

思わず顔をゆがめて悩む。



「面白い顔しても、事実なのよ」



ヒドい。



「二人は今の両親が養子にしたのよ。千鶴さんはずっと知っていたみたいだけど……まぁ8年も離れてりゃ、そうよね」



それになんで私よりレイ……優雨さんの方が千鶴を知ってるんだろう?



「二年前、千鶴さんはBOMBに、自分とあなたの両親について調べるように依頼して来た事があってね」

「は!?……い?私の?」