受信メールを開くと、直前までお姉さんとメールしていたらしい。

受信履歴がお姉さん一色。

……まぁレインと威鶴はあまりメールしないからね。



「『柴崎依鶴を連れて23時BOMB集合、遅刻厳禁!依頼の件を話す』」

「おーよ」

「返信どうする?」

「りょーかいの二文字で」



『了解』そう打ち、送信した。



「依鶴、砂糖どこだ?」

「赤色の『塩』が、砂糖」

「……なんで塩の入れもんの中に砂糖入れてんだ?」



そう言ってトーマは蓋が赤色の容器に入っている白い粉を少し手に取り舐め、『甘い……』なんて言う。



「入れる時、間違えて……」

「……お前大雑把だったのか」

「……自分だけわかってればいいと思ったんです!」