ふと気付いて時刻を見ると、午後2時。
たしかバイトから帰って来たのが朝の6時頃で、少し寝ようとして起きたのが9時頃。
それからご飯食べてメール打って……たぶん気を失ったのが10時過ぎ。
それから知らないうちに透眞が来たり、お医者さんに診てもらったり、ごはん作ってくれてたりで、起きたのはついさっき。
「……あの、透眞さんはいつ頃から私を看ていてくれてたんですか?」
少なくとも、1時間やそこらなはずがない。
キョトン、そんな顔で私を見る透眞。
「いつ……昼頃だったか?たしか」
「え、それじゃ今までずっと居てくれたんですか?」
「薬の説明やらメシ食わせるやらさせなきゃだったからな」
「その間どうしてたんですか?暇じゃありませんでした?」
トーマは少し黙り込み、目をそらした。
そしてポツリ。
「悪い……」
謝った。



