……。
………………!!!!
offだ!
今すぐ男スイッチをoffしろ!!
はやく!!
「依鶴さん?」
バッと布団を顔面までかぶせ、急いで切り替える。
とりあえずトーマが俺のことを依鶴だと思っている。
それならまずは依鶴になることが第一だ!
冷静になれ、冷静に、冷静に――。
男スイッチ、off。
目元まで布団を下げ、彼を視界に入れる。
「まだ辛いか?」
「あ、いえ、あの、違くて、大丈夫です……」
焦りのあまり、おどおどとした口調になってしまう。
「あの、なぜ私のこと……」
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