「ママ、明日香の作文がかわいらしいって」 妻がうんうんと頷いた。 「え~ほんと?うふふ」 明日香は少し顔を赤らめて、恥ずかしそうに原稿用紙を眺めた。 うれしそうな娘。 うれしそうな妻。 雲ひとつない青空が広がる草原のように、清々しい時間。 こんな日々が、いつまでも続けばいい。 ずっとずっと、続けばいい。 柔らかな笑顔に満たされた今、俺にとってこれ以上の幸せはない。