その頃、王宮では―――――― 「何? ミルが素直に諦めただと!?」 「確かに≪まぁ、いいや≫とおっしゃいましたよ」 「レモン・・・ ミルが素直な時はいつも脱走してるだろう!! 早く、ミルを見てこい!!!」 「はっ、はい!」