キャストさんが迷子センターに連絡をしている間も私の手を放そうとしないエレナちゃん。
きっと心細いんだよね。

エレナちゃんに声を掛けながら、橋本さんに状況を説明していく。


「随分、気に入られちゃったみたいだね」

苦笑いしてる橋本さん。


だって、知らない場所で一人ぼっちってキツイですよ?
この年で、しかも言葉の分からない所で。


べそをかきながら、私を見上げるエレナちゃん。


カ ワ イ イ !(o>ω<o)!


一緒に迷子センターに行こう!
絶対に最後まで見届ける!
ちゃんとご両親と対面するまでは付き合っちゃうんだから!!