初恋は実らない

気付けば2月も下旬を迎えていた。

本命校の結果は『合格』で。

ホンマやったら、もっと喜べるはずやのに・・・。
一番に報告したかったあいつは、ちっとも学校に来ーへん。

なぁ、実咲。
お前、何やってんねん?


休み時間、ボンヤリしてる俺のところへ雅也が来た。


「なぁ、お前・・・小西にチョコ貰ったってホント?」

「なんで?」

誰から聞いたんや?
怪訝に思いながらも質問に質問で返した。

「小西がクラスの女子に言い回ってたからさ。
なぁ、ホントなの? つーか、もちろん返事はOKだよな?」

「・・・・・・。」

「なに黙ってんだよ?
お前ら両想いだった、って事だろ?
とっくにデートとか、しちゃった??」