「この命一つでセイが助かると言うならば私は…、」


しばし沈黙の後。


「…命を、捧げますっ」


奏花の頬を伝う雫がポタリと一滴ペンダントへと落ちた時…ー。

思わず目を瞑ってしまう程の強い光が奏花から溢れた。