ラグさんの涙で濡れた純白の翼の羽が舞った。


「…セイを助ける方法が一つだけある」


「教えてっ、セイはどうしたら助かるの?!」


「それは……」


ラグが告げた言葉はあまりに残酷だった。

裁きの矢は一人の少女へと向かったのだったー。