空は相変わらず雲に覆われたままだ。


「変、だよね…?こんな空がずっと暗いの」


確かにそうだ。

天気が悪いなら雨の一つや二粒降ってもおかしくない。

それなのに雨が降る気配もないなんて。


コンコンコンー。


「来客みたいだね、誰だろう…?出てくる」


そう言ってドアを開けた僕の目に入ってきたのは…ー、