「…セイ?セイ…セイ!」 奏花は無くしていた記憶の欠片を取り戻したのだ。 そして僕の名前を何度も何度も呼んだ。 「セイだよねっ?私今まで大切な事を忘れていた…。あの夜にセイと出会い、それから二人で過ごした今までを…」