堕天使の恋

「奏花…、話さなきゃならない事があるんだ」

僕が人間じゃないと知った時、奏花は一体どんな顔をするのだろうか。

嫌われたって構わない、嘘をついたままでいるのが何より苦しいから。

「うん、話って何?」

真実を……告げるんだ。