堕天使の恋

僕の背からは漆黒の羽が姿を見せた。

「奏花を傷付けた罪、今ここでおもいしれ」


羽をひとふりすると風が刃の如く男の体を切りつけた。


「ぬぉっ…!」

気付くと男二人は地面に倒れていた。