堕天使の恋

…スースー。

しばらくして疲れたのか奏花は僕の背中で眠っていた。

「…セ……イ」

寝言だろうか、僕の夢でも見てくれているのかな。

嬉しくて仕方なかった。

「奏花…大好きだよ」

そう言ったら奏花が微笑んだ気がした。