僕が天界を追放され堕天使となって人間界に戻ってきて奏花と再会したあの日、
「私貴方とはどこかで会ったような気がする、大切な何かを忘れているような気がするの…。」

確かに奏花はそう言ったんだ。

「…だから傍にいてくれないかな、そうしたら思い出せそうな気がするから」


また奏花の傍にいられる。
そう思うと涙が零れた。