「…何だ?」

「僕はもう一度人間界へと戻ります」

「何を言う、お前はまた罪を犯すつもりか?一度ならず二度までも」

この気持ちは罪なのでしょうか。

僕はそうは思わない。

「罪を犯す事になろうと僕には会わなければならない人がいます」

「…っ、黙って聞いておればとんだ戯言を言いおって!」

胸が熱い、込み上げてくるこの思いは…。

「お前はもう天使でいる資格などない!堕天使となれっ」