ゆーくん。 朝倉先輩が言ったからなのか 頭の中をぐるぐると回る そういえばあの人何の為に ここに来たのだろう? 意味が分からないまま いつの間にかHRになっていた 「・・・さん、雪野さん!!」 「!?」 驚いて声がした方を向くと 桜木くんが心配そうに見ていた 「大丈夫?」 「えっ、あ、うん。」 突然の事だったから 反射的に答えちゃったけど どうしよう・・・。 制服のスカートをぎゅっと握りしめ 涙を堪える 美咲っ 心の中で呼んでも気づかない