冬の花




「はぁっ。」


私は俯きながら一つまた一つと

ため息をこぼしながら歩く



原因は一つ




美咲に着せられたあのワンピース






結局美咲は嫌がる私を横目に

買って無理矢理私に渡してきたのだ





今日着てこないとどうなるか分からないから

上にパーカー着てきたけど



風が吹くたびにふわりと揺れるため


いつも以上に足がスースーする





「あ、冬花!ちゃんと着てきたね。」



美咲の家に着きまたため息がこぼれる






ぐいぐい背中を押され中に入ると

何やら見かけないものがあった・・・。




嫌な予感に冷や汗が流れる