世界の終わりに、君は笑う




( 本当に、あなたと顔がそっくりだったわ )

ディオンは何も答えず、再び洞窟の中へと足を進めた。


 残酷な運命に縛られし 哀れな双子
 二人は再び巡り会い 二人でひとつの存在となす
 化けモノが目覚めしとき
 世界は独裁されるのか はたまた人が消え去るのか
 それを知る者など 誰もいやしない

静まり返った海に、メローの美しい、けれどどこか切ない歌声が響いた――。