右手に剣を、左手に君を



「はしたない!」


「ご、ごめんね。
ちょっと興奮しちゃって……」


「なんで服の露出を気にするやつが、胸見せるんだよ……」



こいつ、計り知れない。


俺は渚の胸をリアルに想像するのを、何とかこらえた。



そして、無駄に激しい鼓動を打ちまくった俺は、ぐったりと力尽きてしまった。