そうよ、何故区長がこんなに
若い女の子なの!?
よくよく考えたらおかしくない!?

「こほん、ではブランカ。
何故ここに男の姿が見当たらないの?」

心を落ち着かせるため、
ゆっくりとした口調で問うた。

「それは…、」

表情が濁る。
もしかして私、聞いちゃいけない事を
聞いてしまったのかな??

「それは私たちのDNAに関係します。」

長くなるのでどうぞ、と
私達は小さな扉をくぐり抜けた。