…ノーラァァァァ!!


「宿に着いたぞ。」

っは。
つい寝ていたみたい。
でもあの夢の中の声は…、
シユウだったような?
いつもの鼓膜を撫でる様な声じゃなく
…本気の叫び。

気にしなくて、いいよね。

一抹の不安を抱えながら、
馬小屋を後にした。