不思議電波塔




 由貴はどう説明したらいいのか迷い、忍の姿を目にする。

「変なことが起こってる。うまく説明できないんだけど…見たらわかると思う。四季、今から俺の部屋に来られる?忍も連れて。忍の聞いた声の原因がわかるかもしれない。忍は大丈夫そう?」

『──うん。気分悪そうになってびっくりしたけど、今は良くなってる。由貴の部屋に行けばいいんだね?』

「うん。ごめんね」

『いいよ。僕も忍が心配だったし』

 通話を終了させる。

「四季がここに来る。それまで待ってて」



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