花蓮【完結】

「…で、次は?」


「あーあ、私と琴子の出る幕ないじゃん」

残念そうに佐緒里がそう言う。
それが更に相手を煽った。


「ふざけんな!一気にかかれ!」


「…はあ」



三人でとか。
まあ、いいけど。


…だけど。
一人が持っていたのはナイフで。


それをギリギリまで見抜けなくて。




「危ない!!!」



そうやって叫ぶ琴子に気付いた時に。




そのナイフを受け止めてくれたのは。





あたしでも。
佐緒里でも。
ことでもなくて。