用を足すと、冷蔵庫からミネラルウォーターを出してゴクゴクと飲んだ。なんで酒を飲むと喉が渇くんだろうなぁ。


「みゃ~」


 パーシーが鳴きながら俺の足をペロペロ舐めている。


「メシか? おまえは食い過ぎなんだよ。少しダイエットした方がいいんじゃないか?」


 屈みながらそう言うと、パーシーは期待してますますミャーミャー鳴き出した。


「わかったよ、やるよ。俺はその声に弱いんだよなぁ」


 俺は固形のキャットフードを、床にある2つの皿に均等になるように開けた。


「おーい、ミー! メシだぞ~!」


 そう大きな声を出すと、どこからともなく茶トラのネコがやって来た。そいつの名前がミーだ。