眩い光が俺を包む。 すごくすごく眩しくて何も見えない。 でも、後ろから聞こえていた鬼達の声、それから蒼愧の声もしなかった。 目を開けた。 そこにはぽつんと一人で立っている俺しかいない。 「……………」 そっか。封印できたんだ。 鬼達に捕まらないで封印できたんだ。 俺はへなへなとその場に座り込んだ。 ただ聞こえるのは虫の淋しい鳴き声だった。