暗く、深い静寂と闇に包まれた洞窟。 今にも吸い込まれてしまいそうな…… そんな洞窟だった。 「俺、ここに入るのか?」 「うん。お願い。俺を助けて?お前にしかできない」 蒼愧、それと他の鬼達のため。 俺にしかできない事。 「分かった。すぐに行ってくる!」 俺は走ってその洞窟の中に入って行った。 必ず、必ず蒼愧達を助ける。