「えっ・・・。あぁ、ねみちゃん、知りたいって言ってたから。ジャケットの名前のこと」

「うん・・・。でも・・・もういいんだ」

「えっ・・・?」

「ミューズさん、ごめんなさい」

「ねみちゃん?」

「もう・・・。優しくしないで」



「ねみちゃん。これ、すごいね」

生まれた涙の代わりに、甘い香りが入ってくる。どうしようもなく分からなくて、もう何も言えない。

「いらないもん・・・」

「そう?きっとおいしいよ」

「私、メープルティー、きらい」