はぁ・・・ 朝、雪奈に起こしてもらえないのって、春休み雪奈と連絡取ってなかった間だけだったよな・・・ あの時も、俺は雪奈を傷つけたんだったな・・・ 雪奈はいつだって俺のそばにいたんだ・・・ 「行ってきます・・・」 玄関を出た俺は、雪奈を後ろに乗せた自転車が走り去っていくのを見つけた。 雪奈は門脇の腰に腕を回して、背中に頭を預けていた。 雪奈の乗る指定席は、俺の後ろだったのに・・・ 俺、バカだよな・・・