その時、ガタンッと大きな音がして、不機嫌な顔をしたかっちゃんが教室を出て行くのが見えた。 その後ろを数人の女の子が追いかけて行く。 かっちゃん・・・違うよ・・・違うんだよ・・・ そんなあたしの心の叫びは声にならなかった。 視線を落としてかっちゃんのことを考えていたあたしの手は門脇くんに引っ張られ・・・ 「じゃあ、行こう!」 と中島くんともえかに言った門脇くんは、そのままあたしを教室から連れ出した。 そんなあたし達の様子を、健ちゃんがじっと見ていたことに、あたしは全く気づかないでいた。