君の声がききたい

また…ドキッと胸が高鳴った・・・・



トントン





――『ラブラブだね(笑)』


!!!

ハルがそんな私たちを見て、奏にわからないように手話をする。

私は恥ずかしい気持ちを抑えながら、3色丼を食べた。

今日の昼食は、ちっとも食べた気がしなかった…









グビ


昼食後

食堂に残り、飲み物をのみながら、奏と会話に花を咲かせる私。


ハルは“彼氏に電話してくる”と言って、どこかに行ってしまった…

きっと私たちに、気を使ってくれたんだと思うけど……





《久しぶりだよな こうやって話すの》




奏がそうノートに書いた。

私は少し考えたあと、ノートに返事を書く…



《奏が私のこと避けてたんでしょ(笑)》

「はぁ?」


私が書いた言葉に、奏は少し笑いながら眉をしかめた。

そしてすぐに、ノートに返事を書く奏。




《俺は毎日毎日勉強で忙しいんだよ》


“毎日毎日”‥か。

嬉しいな。



ちらっと奏を見つめる私…