《私耳が聞こえないから、携帯落としたの気づかなかった》


「………!」



やっぱり…

こいつ‥耳が聞こえないんだ……



正直…耳が聞こえない人を初めて見た。



こんなかわいい子が難聴…?

見た目だけだったら、絶対耳が聞こえないなんてわかんねえ。


つーか、顔は関係ねえよ。



ただただ、戸惑うしかない俺。

俺がそんなことしてるあいだにも…女は再びノートになにかを書いていた。






《助かりました。本当にありがとう!》


ノートを俺に見せながら、笑顔で片手を縦にして口元近づけ、ありがとうとポーズをするその女。

俺は戸惑いながらも「うん…」と、一言そう言って頷いた。


そしてその女はノートをカバンにしまい、俺に軽くお辞儀をしてまた歩き出した。




この大学に…
あんな子いたんだ…



俺はそんなことを思いながら、その子の背中をく見つめ、しばらくしてから自分も歩き出し、その子が行った方向とは反対の方向に歩き出した。















♪゙♪゙〜〜〜

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約束通り俺は、修也たちとCLUBに来ていた。