君の声がききたい

――……
―…


がやがや

がやがや



数時間後

映画館を観終えた俺たちは、都内のレストランBARに来ていた。

一通りメシを食った俺たちは、酒を飲みながらノートで会話を楽しむ…




《映画面白かったねー》


沙和はさっき観た映画を、思い出しているような顔をする。



《3Dだったしな》

《ね!迫力あったね》

《お前はビビってたじゃんかよ》


たまに顔がこわばってたし(汗)



《だって〜どのタイミングで3Dになるのかわかんないんだもん。急に飛び出すからびっくりするよー》

「あはは」


俺は、沙和の書いた分を見て笑った。

そして酒を飲みながら、ノートにペンを走らせる…





《今日楽しかった?》


ずっと気になっていたことを聞いてみる…

沙和の反応は・・



《超楽しかったよ ありがとう》


沙和はペコッと頭を下げた。


喜んでくれたみたいで…ホッとする俺。





《sAra.のCD買えたしね!》

そうノートに書き足し、CDが入った袋を見せる沙和。


「そっちかよ(笑)」

俺がそう言うと、クスっと笑う沙和。