君の声がききたい

確かに(笑)



「じゃー‥ハイ」




すると…修也が串に刺さったたこ焼きを、虹ちゃんの口元に近づけた。

虹ちゃんは「え?」と、驚いている。



「ラブラブ体験してみたら(笑)?」

「……ハハ。ありがと!」


笑いながら、串に刺さったたこ焼きを食べる虹ちゃん。




「どお?ラブラブになった?」

「…わかんない」

「わかんないんかいっ(汗)」

「アハハ」


また笑いあう二人。

俺はそんな二人を、何気なく見ていた…













ガチャ


夕方

みんなと別れ、沙和んちに帰宅した俺たち。

部屋に入るなり…俺はすぐにクーラーをつけた。



「暑ちぃ…」


クーラーから流れ出る冷たい風に当たる俺。




……!

沙和がひとりでソファーに座っている。


…なんか・・機嫌悪い感じ…?



俺は沙和の隣に座って、沙和に話しかけた。





――『どした?まだ足ちゃんと治ってないから疲れたか?』