君の声がききたい

「それに…さっき隼人とイベント行く約束しちまったしな。行かないわけには行かねえだろ。」

「………」

「隼人はもう俺の“友達”だし…俺もお前じゃないけど‥もう障害者とか障害者じゃないとか関係ないくらい…隼人のことは友達だと思ってるから…」


修也はポリポリと頬を掻いた。


俺は修也に笑顔を返す。





修也…お前はいいやつだ。





















がやがや

がやがや



【ひまわりの会*夏祭りイベント】



「うわ〜結構人いっぱいだネ!」



一週間後

俺たちは、朝からひまわりの会のイベントにやってきた。


都内にある運動公園の広場を貸し切って、ひまわりの会に入っている子供たちが、屋台や出店を出すイベントらしい。

結構人が集まってるし、本当の祭りみたいな雰囲気だ。




「たこ焼き食べる人〜?」

「「はーい!」」


ハルちゃんが言った言葉に、全員が手を挙げる。

ハルちゃんは「買ってくるね」と言って、たこ焼き屋に並ぶ。

俺たちは、近くにあったベンチに腰掛けた。