君の声がききたい

「もちろんだよ。修也も来てくれた方が楽しいし!」


笑いあう2人…

修也は、隼人に優しい顔を向けた…


「・・・・」


俺はそんな修也を、ちらちらと見て、あることを思っていた…











――――…
―――…


「よーし!次行くぞー」

「二次会だ、二次会!」

――『どこ行く〜?』



あれからしばらくして、居酒屋を出た俺たち。

酔っ払った隼人、ハルちゃん、沙和は…3人で肩を組んでいる。

俺と修也は並んで歩きながら、そんな3人の背中をぼんやりと見ていた…




「なんか…」

「ん?」


ぼそぼそと口を動かして言う修也。



「なんか…俺たち最近変わったよな」

「…そおか?」

「うん…前はさ・・美穂たちと連んでた時は、CLUBとかばっか行って遊んでたじゃん。」

「そういえばそうだな」


懐かしい。



「でも…まぁ俺は美穂と別れたから余計だけど。今はなんか毎日が充実してるつーか・・1日がなんとなく過ぎることって減った気がする。」

「ふうん…」

「奏が沙和ちゃんと付き合ってから…俺も隼人とか、新しい友達ができて・・サッカーとかのことも含めて変わったのかもな」

「俺もだよ」