君の声がききたい

痛い…!

かなり痛い…!


へなへなと床に倒れ込む私。

暗闇の中、手探りで足首を触ると…ズキズキと痛んだ。



痛い……

ひねったのかな…


立ち上がろうとしても、痛くて力が入らない…




とりあえず…

目をふさいでるものを取らなくちゃ…


目に手を近づけ、ふさがれたものを手探りで触る。




痛い。


なにこれ…

ガムテープ?



目の周りと、髪にくっついたガムテープを少しずつはがしていく。




「………つっ!」


半分くらいはがし終わった時…上からなにかを投げられた…


恐怖にかられながら、急いでガムテープをはがす私。

やっと目が見えた時…最初に飛び込んできたのは・・・




ドア…?


目の前には、ドアらしきものが…

床はコンクリート…


横には…



トイレ…?


私は思い切って目の周りのガムテープを、ビリッとはがした。

目にヒリヒリとした感覚がしたものの、目が見えて少し安心する…




なにここ…公園のトイレ?


私…あの子たちにトイレに入れられたの?