君の声がききたい

「向こうからだよー。私、自分から謝ったりできないから(汗)」

――『やっぱりね♪ハルは昔からそうだもんね!』


恋愛に対しては素直じゃないからな、ハルは…





「毎度のことで…隼人ももうなれちゃったんじゃないかな(汗)」

――『なるほどね。でもハルの性格をわかってくれて、謝ってくれるなら優しいんじゃない?』

「そうかな」

――『そうだよー。愛されてる証拠だって』

「いやいや。そんなことないって〜」


否定しながらも、ハルはちょっと照れてながら笑った。





――『そういえばさ〜今日の飲み会って、何時からだっけ?』



思い出したように言うハル。




――『8時だよ〜。奏たちがフットサル終わってから』

「そっか☆」


今夜。私は奏とハル、隼人と修也くんと飲みに行く約束をしていた。

それぞれ個々で飲みに行ったことはあるが、このメンバー全員の飲み会は、今回が初めてになる。





「8時からかぁ…まだ時間あるね」

――『そうだね』

「今日、奏くんは大学来てんの?」

――『来てないよー。昼間は修也くんと隼人と買い物行って、その足でフットサル行くから、今日は大学には来ないんだって』


本当サッカーオタク(汗)



――『そっか。そういえば、隼人もそんなこと言ってた気がする〜8時までどうしようかなー一回帰って着替えるにしても、かなり時間余るよね…』