君の声がききたい

でも‥心配してくれてるんだよね……

胸がきゅんと鳴るのがわかる…



奏の横顔を、ちらっと見る私。



二重だけど、細い目もと…

薄いブラウンの瞳…

スッと高い鼻に、

目の下にある小さいホクロが、またカッコイイーんだよっっ*


ああ、ダメだ私…

完全に奏にハマってるな…












鍵を回し、部屋のドアを開ける。

モカとココアが、玄関まで走ってやってきた。


私は先にサンダルを脱いでいたら、隣にいる奏がモカたちを抱っこしてじゃれあっていた…



なにさっ

犬にはベタベタして、私にはしないのかっ!


犬に妬きながら、先にスタスタと部屋に入り、部屋着に着替える…

着替えを済ましてリビングへ行くと…奏は犬二匹とソファーに座り、テレビを観ていた。




いーですね、ラブラブで(いじけ)←

あたしゃ、これから飯の準備しますよ…


キッチンに入り、冷蔵庫から作りかけの材料を出す。

すると…キッチンに奏がやってきた。



「………」


私は特になにも話さず、黙々と手を動かす。

奏は私の横に来て、タバコに火をつけた。



なんかこれじゃ、まるで喧嘩してるみたいじゃん(汗)

もー。私って、何でこんなに子供なんだろ…