君の声がききたい

テーブルの上には、うまそうな料理が並ぶ。


沙和…料理好きなんだな。




コト



俺の前に、缶ビールを置いてくれる沙和。

「サンキュ」と言って、俺は早速缶ビールを開けた。




――『じゃー乾杯』


沙和も席に着いて缶ビールを持ち上げ、俺が持っている缶ビールに近づけた。



「乾杯」


カチンと缶ビールを当て、グビグビとビールを飲む俺たち。


それが合図かのように、俺は沙和の作ってくれた飯に手をつける。

料理はどれもうまくて、俺はかなりおかわりをしてしまった…






ジャ――…


飯を食い終え、俺は食後の一服。沙和は洗い物をしている。



――『手伝おうか?』


横で皿を洗う沙和に聞く俺。



――『いいよ。もう終わるし…出るしたくしといて〜』

――『“したく”って?』


なんの?



――『えーDVD借りに行くんじゃないの?』


ああ。DVDね(汗)

そういえば、そんなこと言ってたな。




――『よし、終わったから行くよー』


濡れた手をタオルで拭き、エプロンを外す沙和。

俺もタバコを消し、財布を持って沙和と外へ出た。