改札を出た瞬間、私は外の光景をみて驚いた。

外には何人いるかわからないくらいの人の数。


みんな私を待っていてくれた、ファンの子達みたいだ…




「キャーーーーー」

「押さないでください!!」

「sAra. !!!!」

「通してくださいっ!!」



私とスタッフは、ファンにもみくちゃにされながら歩く。

私は隙をみて、ファンの子達と握手をしていた。




「みんな、ありがとね」

「キャー」

「ありがとう」

「うぅ」


ファン子達に声をかけると、叫びだす子や泣き出す子がいる。


そしてもみくちゃにされながら、移動車の前まで着いた。





「sAra. !」