新幹線を降りて、私にカメラを向けられた瞬間…

慶や健二、紅は、私よりもかなり後ろに回り、控えめに歩いている。



特に慶にいたっては、それをすごく理解してくれていた。

私はそれを言葉には出さないが、慶には感謝していた。





「sAra. ちゃん、気をつけてね!外にはもうたくさんのファンがいるって、すでに情報が入ってきてるから」

「大丈夫大丈夫」



心配性だな、みんな(汗)



スタッフに囲まれながら、改札を出る私。





「キャーーーーー」

「sAra. ~~~~~!!!」