私が慶に対する想い。

それがつまったこのノートに書かれた言葉を、みんなにも伝えたい…



慶はそんな私を見てふわっと笑い、また私を抱き締めた。

そして耳元でそっとつぶやいた。





「…そのノートがなんなのかよくわかんねえけどさ・・さっさと作詞書いちまえよ。ファンのみんなが、きっと俺らを待ってるから」


「慶…」



ゆっくりとうなずく私。






「さっさと新曲発売して、俺らのアツアツぶりを世間に見せつけて、一発かまそうぜ」




「…うんっ」





私はすぐに作詞を書き始めた。



いつもなら一週間近くかかる詞を書く作業を、


わずか半日で書き上げてしまった…




それと、書き上げた詞はいつもは上の人間の修正が入り、いくつか変更するのだが、

今回はひとつも修正するところはなかった。




慶、復活まで…



あと1ヶ月半…