『あぁ、そうだったわね〜………まぁ、千里にそんな器用なことできるわけないか』



お〜い!利沙さん!今の聞こえてますから!!




ぽそりとそんなことを言った利沙を横目で睨む私。




『はいはい、わかったから!!でも…千里…これから大変なんじゃない??』




『なんでよ?』




『だって、あ〜んな大勢の前で学校の王子様に連れていかれたのよ〜?女の子たちが黙っているかしらね?』



利沙のその言葉を聞いたときサーッと、血の気が引いた。




『り、り、利沙…どうしよう?』



『うん!まぁ…頑張れ!!』




ぽんっ、と肩に手を置いて『御愁傷様』なんて言っている利沙に軽く殺意がわいたのは言うまでもない。





てか、友達でしょ?!