私は、そんな、 足を踏み外したら、あと一歩前に進んだら、 〝 死ぬ 〟 …普通だったら立たないような、有り得ない場所に立っていた。 立たされてる、とかじゃなくて。 自分の意思で、ここに立っている。 …上を見上げてみれば、空は、 雲一つ見当たらない、澄み渡った綺麗な青空で。 ああ、 『 私がこの世界で最後に見る空が、この空で良かった 』 …そう、思った。