久しぶりに会う母は、やっぱりとても優しくて綺麗で、顔が綻んだ。 目移りする程のたくさんの下着の中から母と一緒に選び、洗い替え用に3着買ってもらった。 ありがとうとお礼を言い、その日は別れた。 まだ夕方の4時だった。 日曜日も仕事の父は、まだ帰っていないはずだった。 締めて行った家の鍵は、開いていた。