「あーあ、つまんなーい。」


指ですくった髪の毛をくるくると動かしながら、朝子は呟いた。


「なんか面白いことないかなー」


誰も返答をしないことに若干声を強め、また呟く。
  

「あ、じゃあ…何かして遊ぶ?」

すみれが慌てて提案する。


「何して遊ぶの?」

朝子はけだるい目を向けた。


「えっと…かごめかごめは?」